※2ページ目にはリトルマーメイド人魚画像・動画がありますのでご注意ください!
実際に存在していた人魚
世界には、想像を絶する症状を見せる様々な奇病が存在する。
当サイトでも「さまざまな奇病に苦しむ人たち」を紹介してきた。
奇病の患者たちは、他に患者がいないことによる不安や孤独、そして無知に基づく偏見や不利益に日々苛まれているのだ。
まずは世間が彼らを「知る」ことこそが、少しでも現状を好転させるための契機になる。
さて今回は、「人魚症候群」(または「シレノメリア」)と呼ばれる先天性の奇形を抱えて生まれてきた女の子の話題についてお届けしようかと思う。
そう、ぼくらの大好きな人魚のお話だ!!
米国ノースカロライナ州では「人魚大会」なる催しが行われており注目を集めていたようだが、そういった参加者たちとは異なり自ら望まずして下肢部が結合した状態で生まれてきた子どもがいるのだ。
下肢部が結合した状態とはどういうことなのか?
「人魚症候群」とは?
「人魚症候群」とは、その名が示す通り、新生児の下肢部がまるで人魚のように(踵から股にかけて)完全に結合した状態で誕生してくる奇形だ。
発症率は10万人に1人ともいわれ、多くの場合は肝臓や腎臓の障がいを併発するなどして、生後まもなく命を落としてしまう。
このような奇形が生じる原因について完全に解明されているわけではないが、2006年の研究では、「レチノイン酸」の量が胚(胎児になる前の個体)に影響を与えている可能性が示唆された。
両脚の分離手術が成功し、患者がその後も生存するに至ったケースは皆無に等しく、これまでに世界でたったの2例しか報告されていないのである。
そのうちの1人は、米国フロリダ州出身のティファニー・ヨークスさん(現在26歳)。そしてもう1人が、南米ペルーに暮らすミラグロス・ケロンちゃんだ。
今回はミラグロス・ケロンちゃんの画像を入手することに成功したので是非ともご覧になっていただきたい!!
※次ページには画像・動画がありますのでご注意ください!!