JKビジネス店で働くセリカさん(仮名・17歳)

JR山手線沿線のとある駅で下車すると、歩いて3分ほどにある雑居ビルがる。
その少女はビルの中へと入っていった。
この雑居ビルの一室が、今回話を聞いたセリカさん(仮名)が在籍する事務所である。
この店は、電話などで予約した男性に対し、店指定の路上で、在籍女性と待ち合わせさせるという『非店舗型』の店である。
“JKビジネス〟とは、“JK(女子高生)”が男性客を相手にさまざまなサービスを行う業態を指す。
在籍女性の多くは18歳以下の現役女子高生で(18歳以上ながらJKを謳う店もある)、そのサービス内容は多岐に亘る。
表向きは、「マッサージ」や「お散歩」、「おしゃべり(会話)」、「お茶(飲食)」が出来るといった内容だが、実際には、「裏オプ(裏オプ〇ョン)」と呼ばれる“性〇サ〇ビス”が横行している実態がある。
客の男と従業員のJKたちは、自由恋愛の名のもと、ほとんどがネットカフェのカップ〇ルームやカラオケルーム、ラ〇ホテルなどの密室空間で過ごすのだから、それも必然なのかもしれない。
『高収入アルバイト』『月50万稼げる』の言葉に惹かれ…

Aで働くセリカさんは、都立高校に通う高校2年生だ。
黒髪ロングのその見た目は、AKBグループのメンバーにいてもおかしくないような清純派タイプである。
Aで働きはじめて、もうすぐ半年になるという。働きはじめたきっかけは、何だったのだろうか。
「高校入学当初、バレー部に所属していましたが、先輩たちとの関係が上手くいかず、半年も経たずに退部しちゃいました。
私が通う高校は、教育方針から生徒の多くが部活動に所属してました。
なので、退部してからというもの、放課後の時間を持て余すようになってしまったんです。
そこで、最初は時給1000円の居酒屋バイトを始めたけど、居酒屋のバイトは、シフトの都合上、休みたい時に休めなかったり、(勤務に)入りたい日に入れなかったりすることも多かったんです。
それに、買いたい洋服とかいっぱいあって、居酒屋バイトだと週4日出勤で、月給は8万円くらいにしかならなくて、もっと稼ぎたいと思うようになったんです。
2カ月もすると、別のバイトを探すようになってました」(セリカさん)
彼女が飛びついたのは、
“もっと自由に、より多く稼げるバイト”
だったという。
『違法なことはしてないから、捕まることはない』??

「最初、『JKビジネスかな?』とは思いました。
ニュースでJKビジネス店の人たちが逮捕されたりしているのは知ってましたから。
でも、普通に営業しているなら大丈夫なんだろうなと思って、とりあえず面接に行ったんです。
そうしたら、店の人が『JKビジネスだけど、うちは大丈夫だから』って。
『違法なことはしてないから、捕まることはないよ』
って言ってたから、
『じゃあ、やってみよう』
って。
まぁ、稼げるならいいかなって思ったんです」(セリカさん)
面接の際、店側から口頭で説明されたサービス内容は、
「お客さんと会話をしたり、一緒に食事をしたりする」
ということだけだったという。
しかし、実際に勤務をしてみると、男性客からは、半ば公然と“裏オプ”を求められるようになった。
「最初のうちは、お客さんからそういうこと(〇的サ〇ビス)をお願いされて・・・