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頭蓋骨のない赤ちゃん-奇形”アカルバリア”-

米ミズーリ州で昨年10月、頭蓋骨のない赤ん坊が生まれた。
英紙「Mirror」によると、オーウェン・マスターソンと名付けられた赤ん坊は医師たちから「長くは生きられない」と言われていたが、先月初めての誕生日を迎えることができたという。
オーウェンちゃんの両親は、自宅で息子の誕生日を祝うとともに、医師たちの判断が間違っていたと考えている。
オーウェンちゃんは頭蓋骨と顔の骨が欠損している非常に珍しい先天異常を持って生まれた。
「アカルバリア(acalvaria)」と呼ばれるこの奇形は、頭蓋骨の代わりに脳を覆う皮膚だけが存在する状態で、胚の発達段階で神経細胞が正常に形成されなかったことが原因で発症するとされる。
症例が少数であるため、治療法も限定的で、学齢期に達した患者に骨移植を実施することが推奨されている。
オーウェンちゃんの眉と耳の上にも、脳を守るための頭蓋骨がない。
妊娠24週のときに超音波検査を受けた母親のジェシカ・マスターソンさんは、オーウェンちゃんに頭蓋骨が無い可能性があると医師から言われていた。
その上で出産を決意したジェシカさんは次のように語る。
「オーウェンの出産前に牧師が病院に来てくれて、私たちと一緒に祈ってくれました。神様が何かをなさろうとしていて、オーウェンは特別な目的を持って生まれてきたのだと私たちは確信しています。私たちはそれが何なのかがわかりませんでした。でも、彼に与えられた特別な目的があると感じたんです。彼(オーウェン)にはとても感謝しています。私はこのような経験ができてとても幸せです。とはいえ、このことが長期的にどうなっていくのかはわかりません」
医師から死を宣告されたオーウェンちゃんが1年間生き延びた奇跡に励まされ、ジェシカさんは「あるがままの彼を愛します」と決意を口にする。
オーウェンちゃんが神から与えられた“特別な目的”とはいったい何なのだろうか?
オーウェンちゃんとその家族に明るい未来が訪れることを願いたい。