野田ことね、アイドルへの道のり…
2018年9月23日、秋葉原ZESTにてお披露目ライブをしたアイドルグループ「真っ赤なゴールデンッ!」
ネーミングセンスは正直ちょっと疑うけれども、まぁ今はそれは置いておこうか。
えーっと。
その中の黄色担当でもある野田ことねちゃんは、まだ24歳と夢を追う若いアイドルだ。
故郷でもある仙台を離れて今は都内を中心に活動している。
まだまだ売れっ子でもないし、僕も名前は初めてきいたよ。
それでも彼女は毎日毎日コツコツと地道に努力を続けているわけなんだけど、これまでの活動は決して順風満帆といえないものだった。
というより、かなり“イバラの道”だったんだ!
ここ最近は地方のアイドルユニットに関してさまざまな問題が取りだたされているのは知っているかな?
主に多いのはお金のトラブルだよね。
実は彼女も同様で、運営サイドとの間で、さまざまな問題が生じていたという。
その出来事というのは…
野田ことね、「活動費300万円を支払え」と脅され…
彼女がアイドルの道を志したのは、20歳のとき。
当時はまだ、保育士になるための学校に通う学生だったという。
きっかけは、
「ツイッターでアイドルカフェの募集を見つけたのがきっかけです。カフェで働いている人をちゃんとしたアイドルにしようという企画で、センターとして秋葉原でアイドル活動の第一歩を踏み出しました」
何で秋葉原?地元の仙台でデビューすれば生活も楽になっていたんじゃないの?
実は、彼女の故郷である仙台は、アイドル業はあまり盛んじゃないんだよね。
だから、この好機を逃すまいとこの業界に飛び入ったわけなんだが、まさかさっそく闇の部分を味わうことになるとは。
その闇の部分っていうのが何なのかというと、
「CDを500枚手売りしたりと地道な活動が続き、5人いた初期メンバーも私ともう一人だけになってしまいました。グループとして成り立たなくなったので脱退を運営者に伝えると、『今までの活動費300万円を支払え』って言われたんです……」
と、いうわけだ。
弁護士を立ててなんとか事態は収束したみたいなんだけどね。
こんなことがあったんじゃ、アイドルという仕事に不信感を抱いても仕方ないよ。
でもね、彼女はへこたれなかったんだ!
当時のカメラマン兼マネージャーの人が『東京で個人事務所をやるから面倒を見てあげるよ』
と言ってくれたので、フリーのアイドルとして活動を始めた。
当時はまだ学校に通っていたから仙台に住みながら2週間に1度東京に行くような状況だったんだ。
だいたい1か月の間に4回くらいライブを行う生活ね。
アイドルカフェの運営者に出演予定のライブを取り消されたり嫌がらせを受けたこともあったりして、正直辛い時期もあった!
それでも頑張ってこれたのは夢をかなえたいがためだよね!
彼女は、保育士の学校を無事卒業したのちに上京。
ソロ活動と並行して「+earth(プラスアース)」というアイドルグループでも活動するようになった。
しかし、そこでも金銭トラブルに巻き込まれることに!
これぞアイドルの闇…
みたくもない、知りたくもない闇の世界だね…
「結局、+earthも8人いたメンバーが3人にまで減って……次第に交通費や物販の費用、 舞台の費用などすべて未払いの状態になってプロデューサーが飛んでしまいました。合計いくらかわかりませんが、1年半くらいの活動費がゼロ円になっちゃいましたよ」
野田ことね、「真っ赤なゴールデンッ!」
グループ活動でさんざんひどい目に遭ってきた彼女は、2015年頃からフリーでの活動を始めることにした。
「なんの後ろ盾もなかったので、呼ばれた仕事は全部行って全力でやりきりました。
その姿勢が認められてか、グラビアアイドルでもないのに、秋葉原にある『発掘!グラドル文化祭』にも参加させていただきました。
舞台やウェブCMへの出演、モデル活動などの仕事も徐々に入るようになってきたんです」
フリーの活動も少しずつ前進していたそんなときに、「真っ赤なゴールデン」のプロデューサーに声をかけられたという。
やっぱ何事もコツコツと努力をしないとダメだね。
売れなくても諦めずに頑張れば仕事だって貰える・・・かもしれないんだから。
「グループ活動はもうこりごりだったしほかの事務所からのお誘いは断っていたし、最初は断ったのですが、
『ちゃんと準備してからまた声をかける』と言われ、後日しっかり衣装やロゴマークを作ってきてくれて……それにすごく誠意を感じて、グループに加入することを決意しました。3度目の正直ですね。きっちりとしたパッケージが出来上がっていて、契約書もちゃんとしていたので、条件付きで参加することにしたんです」
「黄色担当になることです。仙台にいた頃から黄色担当でやっていて、黄色が自分のカラー。ファンの方のなかにも、『黄色の子だよね』と言ってくれる人がいて、長年、私のことを応援してくれている人にとって『野田ことね=黄色』というイメージが定着しているので」
良く分からないが、黄色がイメージカラーなんだね。
まあ、そういうこだわりを持つことも大切なのかもしれないね。
「まだデビューして2か月ちょっとですが、精力的にライブ活動を行っていてかなり充実しています。楽曲にこだわっているので、ぜひライブに来てほしいです。今、『一番最初に辞めそうなヤツは誰だ⁉総選挙』という企画をやっているんです。ライブでの投票やショールームでの配信時間、ユーチューブ政見放送の再生数が一番多かった人などの基準によって、“一番最初に辞めそうな人”を決めています。オンラインで無記名で一番最初に辞めそうなメンバーにお客さんが投票できるシステムとかもあるんですよ。でも、実際に選ばれてもやめないとは思いますけど、どうなんでしょう(笑)」
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野田ことね、今後の目標
「目標はもちろんメジャーデビュー! ライブもしつつ、自分たちのCDがショップに並ぶことを夢見ています。個人としては、とにかく地下から抜け出して、100人単位でお客さんが集まるようなワンマンとかもしてみたいです。いずれはアイドル活動だけでなく、本やフォトブックなど何か残るものを作っていきたい。仙台時代から応援してくれている人や全国から見守ってくださっている人に、形に残るものを届けたいんです。たとえ将来グループがなくなっても、アイドルとしての活動は絶対に辞めませんし、今までも辞めようと思ったことは一度もありません。人間いつ死ぬかわからないので、後悔しないよう私が生きていた証になるようなものを残せるように頑張ります」
まだ24歳という若さだ。
まぁ、正直容姿が整っている訳でもないし、何か特別光るモノがわるわけでもない。
ぼくは野田ことねちゃんの何がいいのかさっぱりわからないが、それはあくまでも僕の好み。
売れる可能性はあるんだから。
だから、大きな夢を抱いてどうか頑張ってほしいよ。
僕は役者の道を10年以上突き進んできたけど、最後はあきらめてしまったからね。
この子のように大きな夢をもっている子をみると、つい応援したくなっちゃうんだ!!
「真っ赤なゴールデンッ!」では、トラブルなく夢を実現してほしい!