学問のすゝめ
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なぜ上司はそんなに怒っているの?

ジャージーみるく
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ウチの会社の上司は何かあるとすぐ怒る。怒鳴り散らしてくる。
何でそんなに怒っているの?

「怒り」っていうのは、仕事をする上で邪魔でしかなりません。
その感情をチーム内に人にぶつける行為は、仕事の妨害にしかなりません。
あなたの近くにそんな上司はいませんか?いるならば、今すぐにでも今後のことを検討した方がいいです。今すぐにです。

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上司が怒っている理由3つ

「怒り」という概念を考えた時に、会社内でその感情をぶつけてくる理由は3つあります。
その3つとは何か?

「怒り」をぶつけてくる理由
  1. 苦労が報われなかったため
  2. 部下の成長を促すため
  3. 快楽を味わうため

これから3つについて説明をしていくんですけど、最初に言わせてください。
3つ目の「怒り」については最悪。救いようのない悪。これについては説明する価値すらないし、言葉で解説することすら汚らわしい。
と、言いたいところですが、渋々説明していきます。

続いて、言わなければならないこと。
「怒り」という言葉の意味について。人によって捉え方は様々だと思います。私は次のように理解しています。

「怒り」とは、自分自身が苦痛を伴った結果として生じる感情であること。

この解釈は、アリストテレスの著書「弁論術」を参考にしています。
難しい本ですけど、普段何気なく利用してる「言葉の意味」について、改めて考えさせられる本です。
日本語訳が難しく、普段から読書をしていない人にとっては難解です。
ですが、コツコツとでもいいので、時間をかけてじっくり読み解いていくことで、今まで見えていなかった世界が垣間見えてきますよ。挑戦したい方、ぜひ手に取ってみてください。
おすすめです。

トーク力やその考え方について学ぶための著書です。難易度かなり高めです。



さて、本の紹介はこれくらいにして、さっそく本題に入っていきますね。

①苦労が報われなかったため

苦労が報われなかった・・・この意味は、『上司自身の苦労が報われなかった』ということを指します。上司が部下に対してどれだけの時間を費やしてきたか。何十時間、何百時間と、上司自身のプライベートの時間を削ったにもかかわらず。
部下に一人前になってほしくて。家にいる時でさえ、上司なりにあれこれと考えていた。
”どうすれば部下の成長を促せるか”と。

しかし、上司の努力は報われなかった。部下はまったく成長しなかった。
どれだけ教えても覚えない、同じ質問を繰り返す。やる気も感じられず、自分のことしか考えていない。

あぁー終わった。上司にとって、今まで費やしてきた時間全てが無駄だったんだ。

そう、上司の苦労は報われなかった。

上司は疑問を抱きます。
『なぜ部下は育たなかったのか?』
『俺が費やしてきた時間は全てが無駄だったのか?』と。

そして、この費やしてきた時間が無駄ったことに苦痛を感じ、その苦痛が怒りに変化していくのです。この怒りは、正当なものか?それは誰にも分かりません。分かりませんが、一つだけ言えることがあります。

もし、その怒りを感情任せに部下に対してぶつけたことでチーム全体の士気が下がってしまった場合、つまり、チーム内の人たちが委縮してしまい、仕事に遅延が生じるような事が起きている場合、それは会社にとって圧倒的なでしかないということです。

あなたの会社の上司はどうでしょうか?

②部下の成長を促すため

ここの「怒り」は意図的です。決して感情的になって、その怒りという感情をぶつけているわけではありません。部下の成長を促すために”敢えて”怒っている場合です。
この「怒り」については、そのチームに適合していれば良いことだと思います。

躾や怒り方には、様々な方法があります。
先に述べると、一番愚かな方法は感情的になって自分の怒りを全てぶちまける事です。

一般的には、教育が必要な人に対して、どうすれば成長をうながすことができるのか?というのを考えてフィードバックしてあげることです。

何も「怒鳴る=怒る」というわけではありません。怒るのに感情的になる必要なんてないですから。

常に部下のこと、チームのこと、そして会社のことを考えて成長を促すような叱り方をしてくれる上司であれば、理想的ですよね。ただ、意図的だとしても暴言は良くないです。怒る時も言葉遣いは荒げないよう徹底的に意識してあげること。それが実現できている上司は本当に素晴らしいと思います。

そんな上司の元で仕事ができたら、きっと成長できるし、仕事も頑張れますよね。

③快楽を味わうため

語る価値もない。これは最も愚かな行為です。
感情的になって後先考えずに怒りをまき散らす人のことです。
自分自身が苦痛を伴っている。だからその苦痛を発散しようと人は怒るのです。

人生で一度でもキレたことがある人ならば分かりますよね。
身体に溜まった怒り(苦痛)を全てまき散らし終わったあと、心の奥底部分はスッキリしますよね(もちろん怒鳴ったあとも根本解決してない限りは100%スッキリするわけではない)。

これは、人間である以上仕方のないことと言えば仕方のないことです。
なぜ仕方がないのか?それは、人間の本能には”生存”という2文字あるからです。

如何に自分に危害が被ることなく平穏無事に暮らし、子孫を残すことができるか。これが根底にあるわけですから。

だから、苦痛を伴うようなことは自分の人生において、あってはならないことなんです。
そのため、危機回避するために「怒り」という信号をつかって危険な事・モノ・人を排除しようとするわけです。つまり防衛反応になりますね。
そう考えると、怒り感じてしまうこと自体は仕方がないのです。

とはいえですよ?
我々は人間です。人間である以上、我々には意志がある。その意志力で感情をコントロールすることができる。だったら、せめて会社のような協調性が求められる場においては感情をコントロールしなくては。それができないのは、自分自身を支配できてない証拠です。

もしも、あなたの周りに怒鳴ってばかりの人がいる場合、その方は本能に従って生活している人だってことですね。友人関係なら話は別ですけど、会社という職場においては、害悪でしかありません。

あなたの上司がこれに該当する場合、改善はほぼ不可能とおもってください。
上司ということはある程度年齢も重ねていることでしょう。今から「徳とは?善とは?」といった哲学をしっかり学び、考えを改めることができる人ならば、まだチャンスはあります。

でも、そんな人は少ないですよね。まず、自分の行いについて考え改めるというのが不可能に近いですからね。だって、誰もそれに気づかせてあげないんですから。そんな怒ってばかりの上司に部下から注意なんて、よっぽどのことがない限りできないですよね。

かといって、その上司の上司が教育してくれるか?まずそれも困難でしょう。
何故なら、そんな教育する時間なんてないし、まず会社で”哲学的なこと”について学ぶ機会なんてありませんから。そういうことは、自ら進んで学ぶものですからね。だから、改善されるなんて思わないことです。

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まとめ

職場は多くの人たちがいて、チームで動いている為、自分の思うようにいかないことがあるのは仕方ないです。だから、苦痛に感じることも頻繁にあると思います。

でも、だからといって、その苦痛に満ちた怒りを人にぶつけていいのか?
それとこれとは話が全く別です。ちょっとブラック企業的な表現を使いますけど、いわば会社の社員というのはコンビニの棚に陳列された商品みたいなものです。

コンビニに陳列されてる商品に意志ってあります?あるわけないですよね。
だから、商品は何一つ文句もいわず、ただジーーッと、自分に課せられた仕事を着実にこなしているわけです。

そう考えると人間よりも、よっぽど利益を生んでくれますよね。
我々は会社で働いている以上、成果を出さねばなりません。そのため、すぐ感情的になるような利己的な人間は、できればいない方がマシなわけです。

ましてや、人の上に立つ者ならばもっての外ですよ。
そんな上司にぶち当たってしまった方々。本当に日々お疲れ様です。

どうか無理はしないでください。もっと良い会社なんていくらでもありますからね。
どこも一緒だとか思わず、諦めないでください。転職の道を検討してください。

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今動かずしていつ行動しますか? 今しかありません。
「面倒くさい、かったるい」と思う自分に負けないように。打ち勝つための強い心を持って挑んでください。

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ABOUT ME
ジャージーみるく
ジャージーみるく
大学在学中に役者をはじめる。 10年以上続けてきましたが、「マーケティング」「経営者」に興味を持ち、独学で勉強をはじめる。 今はブラックが通信会社に勤めながら「会社での働き方」「転職・派遣会社の紹介」「マーケティング」を教えています。牛乳が大好きで山梨県の清里にちょこちょこ出没(※年に数回程度です。) します。さぁ、今日も牛乳飲んで頑張ります。
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