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『The Act』は実話に基づいたドラマ
衝撃の実話!
タイトルにある『The Act』という作品は、クローディーヌ・ディーディー・ブランチャード殺人事件をもとに製作。
そして2019年3月20日にHuluで公開されたアメリカのアンソロジードラマだ。
実は今、この作品は巷を賑わせているのをご存知か?
というのも、この作品は実話に基づいているのだ。
その実話というのは何とも凄惨かつ奇妙な事件だった。
まずは、この事件の概要に迫ってみよう。
一体どのような事件だったのか?
いつ頃起きた事件だったのか?
それはそれは非常に凄惨な事件であったのだ…。
The Act~クローディーヌ・ディーディー・ブランチャード殺人事件~

2015年6月、アメリカ・ミズーリ州の自宅にて、当時48歳のクローディーヌ・ディーディー・ブランチャードがナイフで殺害されるという事件が起きた。
犯行を計画したのがなんと実の娘ジプシーだったこともあり、アメリカで大きな話題となった。
話題となったのは、17回にわたって被害者である母親が刺されたという残忍な手口だけでなく、犯行を計画した娘を凶行へと走らせた奇妙な物語にあった。
なんと母親であるディーディーは娘のジプシーに対して「おまえは病気だ」と信じこませて育ててきたのだ。
「おまえは病気だ」実の娘を母親が洗脳?

ジプシーは1991年7月27日、ルイジアナ州ゴールデン・メドー生まれ。
両親はジプシーが生まれる前に離婚、親権を持ったのは母親のディーディー。
そしてジプシーの生後まもなく、ディーディーの様子が変化していくのだった。
「娘が病気だ」
ディーディーは、娘が白血病、筋ジストロフィー、ぜんそく、脳障害によって知的能力が7歳児レベルであると主張するようになった。
ジプシーは8歳から車椅子での生活を強いられ、栄養チューブを通して食事を与えられ、あまつさえ髪の毛を刈り上げられた。
もちろんジプシー自身、車椅子生活を強いられるような状態ではなく、脚には何も問題を抱えていなかった。
食事だって、固形物を避けて流動食にする必要なんてなかったのだ。
このようにして母親であるブランチャードは、娘のジプシーに自分が重度の障害者であると同時に慢性的な病に侵されていると信じさせ、不必要な手術を受けさせたり、薬物を摂取させたりした。
ジプシーが抱える様々な病状があたかも真実であるかのように、ブランチャードは次から次へと医師を欺いた。
結果、ブランチャードの手元には莫大な支援物資や募金が舞い込んだ。
さらには一軒家まで寄付されたほどだったのだ。
母親の策略を見抜けるまでジプシーが大人になっても、ブランチャードはこの茶番を続けさせ、幼く見せるように18歳だったのを15歳と偽り、時には身体的および精神的な虐待を加えることもあった。
次第にジプシーは母親に対し恐怖を抱くようになり、恋人であるニコラス・ゴドジョンへ母親を殺害するように仕向けたのだ。
母親のディーディーは「代理ミュンヒハウゼン症候群」?

母親であるディーディーは、「代理ミュンヒハウゼン症候群」という精神疾患を患っていたのだ。
代理ミュンヒハウゼン症候群という病気のことはご存知だろうか?
「ミュンヒハウゼン症候群」は周囲の注目や関心を惹くために自分が病気のふりをするが、「代理ミュンヒハウゼン症候群」は、自分の代わりに「身の回りの誰か」を病気と思い込ませるものだ。
症例は子を持つ母親に多く見られる。
傷付ける対象の多くは自分の子であり、懸命に子育てしている様子を演じて他人に見せることで周囲からの同情をひくようするのだ。
症例にもある通り、ディーディーは娘であるジプシーに対してそのように仕向けたのだ。
ディーディーは果たして娘に致して愛情があったのか。
今となってはもう分からないことだ。
ジプシーとその恋人ニコラス・ゴドジョンの逮捕

2016年にジプシー・ローズは有罪を認め、第二級殺人の罪で10年の禁錮に処せられている。
事件犯行時、ジプシーはバスルームで声が聞こえないよう耳を塞いでいたという。
罪を認めた際、ジプシー・ローズはキリスト教系のデートサイトで出会ったニコラス・ゴドジョンに長年にわたって自分を虐待し続けてきた母親を殺害するよう仕向けた、と述べた。
また恋人で会ったゴドジョン被告の動機が判明。
ジプシーを「助ける」ということではなく、わたしたちカップル2人が一緒になるための障害物がブランチャードであったとのことだ。
ゴドジョン被告は殺害を実行する前に何度も何度も熟考を重ねていた。
SMSやFacebook上のチャットなどのオンライン活動からも、1年前にジプシーが初めて殺人を持ちかけた時から被告が積極的に関わっていたことが明らかだった。
ゴドジョン被告は自閉症であることから、”予謀なき第一級殺人を犯す能力がない”と主張しているが、終身刑が言い渡されているという。
ゴドジョン被告はジプシーの望みを叶えることに喜びを感じていた。
また、いつもジプシーの言いなりでもあった。
友達は少なく、一つの職歴しかないゴドジョン被告は、自由な時間のほとんどを「世界への出口」と自ら呼んだインターネットで過ごしていたのだ。
犯行直後、ゴドジョン被告とジプシーは現場の自宅で身体と身体を重ねたという。
『The Act』日本版はいつごろ公開される?

『The Act』(Hulu限定)の日本語版については、現状まだ公開されておらず。
また、公開予定についても展開はない状況だ。
『The Act』のインスタでは既に多くの動画や画像が投稿されている。
その動画をいくつか紹介しておこう。
と、まぁこんな感じだ。
居ても立っても居られない。
日本での公開が、ただただ待ち遠しい。
クローディーヌ・ディーディー・ブランチャード殺人事件-おまけ-
「クローディーヌ・ディーディー・ブランチャード殺人事件」については、動画でも沢山取り上げられている。
その動画をご覧になりたいって人のために、いくつか用意したので興味がある人は是非どうぞ~。
まだ日本では公開されていないが、今のうちにHuluの動画チケットが欲しいという人がこちらをどうぞ。
こちらはHuluで利用できるHuluチケットコード(プリペイド番号)だ。
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自動更新払いではなく都度払いを行いたい人へお勧め。
『The Act』について、また情報が入り次第お報せするので吉報を待て。