[感情]は無視!会社でネガティブ思考な人に贈る言葉
職場でいつもイライラしていたり、気づけば落ち込んでいたり……
そんな「感情に支配される」日々を送っていませんか?
実はそれ、あなたのせいではなく、感情が「無意識に反応している状態」なんです。
ここでは、そんなネガティブ感情から脱出する方法を教えます。
ネガティブ感情からの脱出方法
何をすればいいのかというと、例えどんなに自分の[感情]が大きく膨れ上がったとしても、自意識の制御の下でそれを完全に支配することです。

簡単に言ってしまえば、感情は無視しよう!ということです。
とはいえ、感情というものはものすごく大きな力・影響力を持っています。
それは、普段から感情を目の当たりにしているあなた自身が良く認識しているはずです。
意識で感情を支配(=感情を無視)するやる方を、これから説明していきますのでよろしくお願いします。
[感情]→[意識]の目覚め
すべては視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚を通じて「感じている」ことに“気づく”ことから始まるのです・・・。
人間が感情に振り回されている時って、自分自身が「感情に支配されていること」にすら気づいていません。
たとえば、あなたが上司にきつく叱責された時:
- 「なんであんな言い方するの?」
- 「私ってダメなのかな…?」
って心の中では思ったり感じたりすることありますよね?

はい。このような思考が流れ出した時点で、既にあなたは感情に“乗っ取られた”状態です。
じゃぁ、どうすればいいのか? ここで必要なのが「メタ認知(自分を俯瞰する力)」です。
まずは言葉にして口から発してみてください。
「あ、いま私、落ち込んでる」
「腹が立ってるな」
この一言で、たったのこの一言で、[感情]を“観察対象”にすることができます。
観察対象にすることで何の意味があるのか?これには大きな意味がありますよ。
その意味とは、分かり易く表現すると[感情]を一つの道具として見つめることができるのです。道具としてみることで、[感情]を自分自身の身体の一部と認識せずに、切り離すことができるのです。
こうして[感情]の俯瞰を繰り返していくことで、[意識]と[感情]が分離し始めるのです。

[感情]を道具と認識することに意味があります。それを認識するかしないかで、[感情]から受ける影響が大きく変わってきます。
意識の切り替えとは?
ここまで述べてきたこと、[感情]を俯瞰することはとても大切だけれども、これだけでは完全に感情を支配することはできません。次にやるべきことは、[意識]の切り替えです。

この[意識]の切り替えを行うことで、常に有意識の状態を保つのです。
意識というのは「今」にしか存在しない・・・
ネガティブ感情のほとんどは、「過去にあったこと」や「まだ起きてない未来」から生まれます。
- あの会議での失敗、まだ引きずってる…
- 次のプレゼン、うまくいかなかったらどうしよう…
このように、意識が“今”を離れていると、不安・後悔・怒りがどんどん湧き上がってきます。
意識の切り替えとは、意識を「今、ここ」に戻すこと。
シンプルだけど効果は絶大です。
「もう終わった出来事だ」
「未来のことは、いま考えても変えられない」
この考え方を習慣にしていくことで[意識]を今であるこの現在に呼び戻します。
何もネガティブなことを一切考えるなと言っているわけではありません。
[意識]がここにある状態であれば、別に考えても何も問題ありません。
何故ならば、意識下にある状況において[感情]というのは、ただの道具に過ぎないからです。
iPhone、Android、タブレット、AppleWatch、任天堂Switch、化粧道具、お財布、カバン・・・そういった道具と同じです。[感情]は人間にとって単なる道具と同じものと認識してください。
会社でよくある“ネガティブループ”の実例
会社であるあるな事例をいくつか見ていきます。
これに当て嵌まることを経験したことある人もいると思います。そういう人こそ、これからは感情に支配されないように注意していきましょう。
ケース1:「また怒られるかも…」と萎縮
Aさんは、以前上司に軽く注意されたことをずっと引きずっていた。
それ以降、何かミスをするたびに「また怒られるかも」と考えてしまい、萎縮 → ミス → 怒られる → 萎縮……という負のループに。
→【ポイント】
これは、「記憶された感情」が無意識で再生されている状態。
このループを止めるには「今の自分は、あの時と同じではない」と自分に言い聞かせること。
ケース2:「○○さんのせいで」と他責にする
Bさんは、部下が自分の指示通りに動かないとすぐに怒る。
心のどこかで「自分は悪くない」と思っていて、責任を他人に押しつけてしまう。
その結果、人間関係がギクシャクして孤立する。
→【ポイント】
無意識の怒りには「期待通りにいかない」という欲求不満が隠れている。
「なぜ自分はその結果を期待していたのか?」を問い直すことで、自動反応から脱出できる。
感情を支配する方法
既に答えは上記に出てきてます。
感情を支配するには、感情を単なる道具とみなすことです。
そして、[自分という人間] ≠ [感情]と認識することです。感情は、ただの感情であって自分自身ではない。これを常に意識してください。
メタ認知(自分を俯瞰する力)するのはそれからです。このメタ認知をいきなり実践しようとしても、中々身につきません。これは私が実証済みです。
いきなり実践して身につかない理由は、感情というものが自分にとって切っても切っても切り離せないもの。[自分] = [感情]という捉え方をしているからです。
まずは、根本の考え方から返る必要があるのです。身に着ける順番を下記に記載しておきます。
- [感情]は、自分にとってただの[道具]であることを理解する。
└[感情]は、自分に備わっている能力ではない。ましては自分自身でもない。 - 日ごろからメタ認知を行う癖をつける。
└普段から感情の動きを監視し、それを俯瞰するようにする。
└そうすることで、[感情]とういのものが、[道具]であることを意識づける。
まとめ
感情に支配される人と、感情を俯瞰して使いこなせる人では、仕事のパフォーマンスも人間関係も大きく変わってきます。
周りから感情をぶつけられた時の受け止め方、何かに挑戦しようとするときの恐怖という感情との向き合い方。そういった時の最善の対処法を論理的に考えて行動に移すことができるようになるのです。
上記で述べた「感情を支配するためにやるべきこと」をしっかりと読んで毎日実践してみてください。毎日の実践が習慣化を生み、習慣化が感情の支配を実現させるのです。
たった一つの意識が、あなたの未来を変える鍵になります。
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