職場における人間関係が嫌で逃げ出したい!いますぐ!
仕事の内容自体は別に嫌いじゃない。けれど、人間関係が嫌だ。人から陰口いわれたり、嫌味言われたり、怒鳴られたりして。これは大人の社会ってこんなに汚いのかとうんざりしてしまったあなたに贈る言葉です。
人間関係が辛い
人間関係が辛い。とにかく辛い。もう誰とも関わりたくない。これが本音。
確かに私たちは会社に貢献するために雇われてお金を貰ってます。だからその対価として成果を残さなければなりません。ええ、確かにそうですよ。
でもね、毎日毎日、人のことを奴隷のようにこき使って、気に食わなければ怒鳴り散らしてくる。そんなところで何十年も耐えられますか?頭おかしくなりますよね。
私たちはあなた個人のために働いてるわけじゃない。
もう、精神的に限界が近いです。こんな時はどうしたらいいのか?
前置きが長くなりました。
もしも、今の会社をすぐにでも退職しなきゃ命に関わる危機…というくらいに追い詰められているなら、すぐに転職の準備をしてください。
でも、そうじゃない。今の会社で頑張れるならば頑張りたい。そういう気持ちがある場合は、これから話すことを読んでください。
感情を制御する強い意思力
辛いとか、苦しいとか、逃げたいとか、このような負の感情は誰でも抱いたことがあるもの。
感じてしまうのは致し方ないことです。何故ならばそれが人間だからです。いいですか、重要なのはここからです。
例えどんな感情を抱こうが、それを制御する強い意思力があれば、何も臆することも怖がることもなくなります。この意思力を身につけると、グーンと仕事が楽になります。
じゃあ、意思力って何なのか?
それは常に「中庸」を意識することから始まります。
この中庸でいることを習慣化できれば、精神的な苦はかなり軽減されます。
現にわたしもそうです。常に中庸でいることを心がけているからこそ、平静を保っていることができます。だからこそ、あなたにも是非とも知ってもらいたい。身に着けてもらいたです。
過剰と不足の中間距離
「中庸」とは何か?それは、過剰過ぎることもなく、かといって不足過ぎることもない。ちょうど中間くらいの程よい位置にあることを指します。
(たとえば、勇気っていうのは、蛮勇(過剰)や臆病・怯懦(不足)の中庸にあたります。)
これが、あなたの目指すべき立ち位置です。
これだけじゃ説明不足ですよね。もう少し具体的に説明していきます。
まず、何でこの立ち位置が良いのか?
それは中庸でいることで、次の恩恵が得られるからです。
- 冷静さ
- 論理的思考能力
- 強い自分
では、一つずつ見てみます。
①冷静さ
冷静さを保つことは、社会で生きていく中で必要なことです。でも、常に冷静でいられるというのは、一体どういうことなのか?
逆に考えてみると分かり易いです。人が冷静さを欠いている時ってどういう状態のとき?
それは、感情が昂っている時。少し言い方を変えてみると、感情に意識を支配されている時です。これはポジティブな意味でもネガティブな意味でも同様です。
人間含め、動物というのは感情に従って生きています。ただ、その中でも人間には『理性』があるため、他の動物よりも意識で感情をコントロールする事ができます。
といっても、多くの人たちは、感情を制御できずに流されてしまっています。
感情を制御できていれば、犯罪だって起きないし、人を傷つけたり、テンション高くなりすぎて周りに迷惑をかけたりすることもないです。
常に冷静でいることが大切です。
②論理的思考能力
仕事をする上で、論理的思考が必要なことは言うまでもないですね。必須スキルになります。
これについては、深く深く潜れれば漏れるほどに素晴らしいです。潜るというのは、より深い思考領域に達する事を例えて言っています。
感情が激昂している時、この論理的思考は一切の能力を失います。まったく、これっぽっちも能力は発揮できなくなります。
今までの人生を振り返ってみてください。
- テンションが上がり過ぎて周りから若干引かれたことありませんか?
- 逆に、ネガティブな愚痴ばかり吐いたり、怒鳴ったりして後々後悔したことはありませんか?
誰もが1度くらいはありますよね、このような経験をしたことが。
考えてみたことありますか、なぜこのように後々後悔するようなことが起きるのかを。
そうです、感情が昂りすぎて論理的思考がまったくできなくなっているのです。
だから、あとあと冷静になって考えてみた時に後悔するんです。
どんな時でも、論理的思考ができる状態を作ることが大切なんです。
③強い自分
人は常に理性的であるべきです。人間には理性があって、昂った感情を制御できる能力がある。にも関わらず、その感情の昂りに堪え切れず打ち負けてしまう。
これは、ただただダサいです。
感情に流されてしまう=感情の言いなりになる=自分のことすら制御できない弱い人間ということになってしまいます。
「自分のライバルは自分だ!」とは、よく言いますが、つまりはこういうことなんです。
だから、他人じゃなくて意識すべきは自分です。より具体的にいうなれば、自分のライバルは自分の感情です。
今までは、コントロール出来てなかったとしても仕方ないことです。だって、感情の言いなりになることがどういうことなのかを理解してなかったのですから。
でも、これからは違いますよね。自分自身に負けない強い心が必要になります。
真に強い自分になるために
見せかけや口だけじゃなく、真に強い自分になるために必要なこと。それが「中庸」なんです。
じゃぁ、どうやって中庸を維持すればいいのか?
それは、こうしてください。
感情が昂った時、上記でも述べた①②③の内容を思い浮かべてください。
- 冷静さ
- 論理的思考能力
- 強い自分
普段からロジカルな思考を心がけている人は➁を。
負けず嫌いの人なら、③を思い浮かべるのがやり易いかもしれません。
感情的になった時でも、これを思い出せば一旦落ち着いてから物事の判断を行えるようになります。
また、上記以外にも、以前こんな記事で「中庸」を紹介しました。この方法でも良いです。
あなたにとって、最もやり易い方法を選んでください。そのために、どれが自分にとって良いのか試してみてくださいね。
まとめ
「中庸」って言葉はあまり聞き慣れないですよね。これは、アリストテレスの「ニコマコス倫理学」という著書に出てくる言葉です。
私もこの言葉とは大人になってから出会いました。それこそ、アリストテレスの本を読み始めるようになってからです。
この言葉を知れたお陰で、(大袈裟なことをいいますけれど)人生が変わりました。それほど「中庸」という言葉はビッグワードであり、社会生活で必要不可欠です。
私があなたにこの言葉を知って欲しい理由はシンプルです。
1つは、少しでも苦しむ人が少なくなり、自己コントロールできる人が増えればいいなっていう気持ち。もう1つは、ただの自慢です。子供のころって、新しく知り得た知識(ゲームの攻略や裏ワザ)を友達に言いふらしたくなるじゃないですか? まさにあの時の心と同じです。
今の職場の生活は苦しいですか? まだ耐える事はできますか?
冒頭でもいいましたが、もう限界ならばすぐに転職の準備をしてください。
そうではなくて、今の職場でどうにか頑張っていきたいという気持ちであるならば、「中庸」という言葉に触れて学んでみてはいかがですか?