学問のすゝめ
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仕事に必要なのは思考力だ!

マヨナカ
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上司から「もっと自分で頭使って考えろ!」って叱責された経験のある人も多くいるでしょう。
だからこそ悩む。
『考えろっていうけど、そもそもちゃんと考えているっつーの!』
上司の求めている「思考」とは一体何ぞ? それを見ていきましょう。

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思考」って何?

仕事でもプライベートでも、まず何かを成し遂げるときに重要なのは「思考力」だよね。でも「思考」って実際のところ何を指すのか、改めて聞かれるとちょっと曖昧だったりしない?

そもそも思考というのは、単純に「頭で考える」だけじゃなく、ものごとを深いレベルまで突き詰めて考え、“自分なりの結論を導き出すプロセス”のことを指します。
たとえば、海に潜るイメージをしてみましょうか。


思考の深さを海に例えるのです。海の浅瀬じゃありませんよ?深海です。
深海に到達するようドンドン深く潜ってみてください。深海にはまだ未発見の魚がいますよね。
それと同様に深く思考することで、新しい気づきや発見、真実に近づくことができるのです。

物事の表面ではなく「その奥」をどれだけ深く見つめられるかが思考力のカギになるのです。

深い思考がなければ本質を知ることはできません。浅はかな考えでは、行動の指針もぶれてしまう。
仕事においても、ただ指示をこなすだけではなく、「なぜこの作業が必要なのか?」「どうすればもっと成果が出せるのか?」といった問いを常に立ててみるのが大切。これが深い思考の第一歩になる。上司もそういった深い思考力を求めているのです。

必ず自分で結論を出す

とはいったものの、『じゃぁ、どうすればいいの?』っていうのが素直な疑問です。
まず、深い思考力を高めるうえで重要なのは、「自分で結論を出す」という姿勢。仕事でも学校でも、誰かが出した答えをそのまま受容するだけでは思考力は鍛えられない。
基本的な考え方として以下を前提に置く様に意識してください。

思考時の工程
  1. 最終ゴールの把握
    └どういう形・状況になることがあなたにとっての「ゴール」になるのか?
  2. 現状の把握
    └開始前の状況を具体的に整理。今時点で揃っているものは何?
  3. 課題の整理
    └ゴールに向けて、いま最も課題となっているのは何なのか? 

このように、ただ何となく考えるんじゃなくて、頭の中で構造化してください。本当はもっと細かく考えるんですけど、最初は多すぎても混乱するだけですからね。
まずは、最低でもこの3つは常に考えるようにしてください。考える癖をつけてください。
実践しないと何も身につきません。習慣化するようにしてみましょう。習慣化することで初めてあなたの力として身につきます。

せっかくですし、例を用いてみましょうか。

例えば、あなたは仕事で新しいプロジェクトを任されたとします。プロジェクトの内容は、『コールセンター業務において、ユーザからの問い合わせに対してAIに回答を用意させる』というもの。

さぁ、実際に考えてみましょう。何から考えていけばいいですか?

う~ん・・・ダメだ。自分でいくら考えても頭は真っ白。何も思いつかない。
こんな時、上司や先輩に相談して、言われたままをただ聞いて作業するだけじゃ何にもなりませんよね。そうじゃなくて、考えるときはどうするんでしたっけ?
頭の中で3つのことを構造化するんでしたね。

このプロジェクトを上記に挙げた3つに当て嵌めてみましょう。

[練習]思考時の工程

◎業種:コールセンター
◎プロジェクト:お客さまからの問い合わせに対してAIに回答を用意させる
◎内容:人の作業だった[マニュアル調べる]工程をAIに全て委ねる。

※人はAIの用意した回答をお客さまに伝えるだけ

思考time
  1. 最終ゴールの把握(AI導入後の姿)
    └ユーザからの問い合わせにAIが自動で回答を生成。
    └人はAIが生成した回答をユーザに伝えるだけ。
    └このやり取りはデータベースに日々蓄積。
    └次回以降に動揺の質問が入った場合、過去データを参照して回答を生成。
  2. 現状の把握(なぜこのプロジェクトが走ったのか?その目的)
    └1件の問い合わせに対して時間がかかりすぎており、電話が繋がらない状況が続いている。(Xをみるとユーザからの不平不満がツイートされている。
    └人がマニュアルから回答を探す場合だと平均10分かかる。
    └ボトルネックになっているのは、回答を探すのに時間がかかりすぎてるところ。
    └ここにかける時間をいかに短くできるかがポイント(5分→2分)。
  3. 課題の整理(AI導入するにあたっての課題。これをクリアすれば実現が叶う)
    └AIの回答生成にかかる時間が長い
    └AIの回答精度が低い。
    └[速さ]と[精度]の両軸をクリアしないと実際の導入は困難
    └AIが参照してるマニュアルの改修や、ニューリリースされた情報の更新対応をどうルーティン化するか。

簡単にあげると、ざっとこんな感じでしょうか。
①ゴール➁現状があって、この2点を線で結ぶことができたら完成するわけです。
でも、それには様々な弊害障害があります。それが③課題になるわけですね。

日常から思考する癖を身につける

深い思考が身につくと、仕事で問題が起きても自分自身で解決策を見いだせるようになります。そのために欠かせないのが、「日常生活での思考トレーニング」。いきなり高度なビジネス課題を解くのはハードルが高いから、まずは日常から思考する癖をつけることがポイント。

具体例①

普段の買い物や選択で考える

たとえばスーパーで食材を買うとき、「今日何を作ろう?」と考えるだけじゃなく、「同じ食材を使うなら、どのメニューが栄養バランスが良いかな?」「時短になる方法はないかな?」など、自分で問いを立ててみる。日常の小さな判断にも理由や目的を持たせるだけで、思考力が少しずつ鍛えられていく。

具体例➁

情報を受け取るときの姿勢

ニュースやSNSの情報を見かけたら、そのまま鵜呑みにするのではなく、「どうしてこういう論調になっているんだろう?」「このデータは本当に信頼できるのかな?」と疑問を持つようにしてみる。情報の背景を探ることで、物事の本質や意図がクリアに見えてくる。

具体例③

小さな目標を立てる

「毎日5分間、日記やメモに‘今日考えたこと’を書き出してみる」といった小さなチャレンジからでもOK。書き出すと、頭の中を整理する役にも立つし、自分がどんな思考をしているのか客観的に見直せるようになるんだ。

これらは一見地味な取り組みに思えるかもしれないけど、コツコツ続けることでどんどん深い思考が身につく。つまり、海の浅瀬をチョロチョロ泳いでいる状態から、深海まで潜りきって自力で新たな答えを見つける力が養われるようになる。

まとめ

仕事をするうえで何よりも重要なのは、「思考力」。言い換えれば「どれだけ深く思考の海に潜れるか?」になる。表面的な知識や正解を追い求めるだけじゃ、本当に価値ある答えには届かない。自分自身の頭で徹底的に考えて、最終的に「自分が納得できる答え」を導き出すことが大切。そうすれば仕事で壁にぶち当たったときも、自力で解決策を探り当てられるようになります。

改めて………

~覚えておきたい~

今回のチェックポイント

思考とは?

自分なりの結論を出すこと。深海まで潜って「これだ!」と思うお宝を持ち帰ってくること。※「どうすればいいのかな?」と、ただただ浅瀬を歩き回ることは思考とは言えない。

習慣化すること

新しい事を取り入れるには、それが習慣付くまで繰り返し実行する必要がある。
逆をいうならば、習慣化してないことは自分の力として身につくことは決してない。

最初の内は常に意識をしながら実践していくことが大切です。
深い思考ができるようになるためにも、コツコツと日常から思考をするようにしてみましょう。

こういうことを毎日積み重ねる人が最後に勝利をつかみ取る人です。

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ABOUT ME
ジャージーみるく
ジャージーみるく
大学在学中に役者をはじめる。 10年以上続けてきましたが、「マーケティング」「経営者」に興味を持ち、独学で勉強をはじめる。 今はブラックが通信会社に勤めながら「会社での働き方」「転職・派遣会社の紹介」「マーケティング」を教えています。牛乳が大好きで山梨県の清里にちょこちょこ出没(※年に数回程度です。) します。さぁ、今日も牛乳飲んで頑張ります。
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