『咄嗟に判断を求められた時の瞬発力』『先のことを読んで行動する洞察力』そういった能力が自分には欠けていて、会社ではいつもお荷物的な存在。
自分に自信も持てないから会社へいくのが苦痛でしかない。毎日が本当に辛い。辞めたい。逃げたい。
自分で考えることができないのは何故?
会社に入社して初めて直面した問題。
それは、「考えても考えても何も思い浮かばない」ことだ。
これは普通のことなの?何十年もの間会社で働く中で身につくものなのか?
そうやって自分を無理やり納得させていた。
が、周りの同期は違った。
まったく知見のないことでも、その場で話を聞いて、自分の頭で考え、意見を述べていた。
なんだこれは? 僕とは頭の回転力が違うじゃないか。
なんで僕は何も思いつかないのか?これじゃぁ僕がただのバカみたいじゃないか。
ん?ということ・・は・・・? そうか。僕はバカなのか…。
考える力を身につける方法!
どうすれば考える力は身につくのか?
どうすれば周りの同期みたく瞬時に意見を述べる事ができるようになるのか?
その答えは、一度考えること(思考)を始めたら必ず自分なりの答えを導き出すこと。
考えた結果が、正解だろうと不正解だろうと関係ない。
答えを出さないうちに考えることを停止させちゃいけない。
必ず自分なりの答えをだすこと。そしてそれを習慣づける事がめちゃくちゃ重要なのだ。

- 起点
- 思考
- 結論
答えが分からない疑問点にぶつかる。答えが分からない。一体どうしたらいいのか?
疑問点について「どうすべきか?」自分の中で答えを模索する。
深く、深く、掘り下げていく。
もしも、「何が分からないのかが分からない」場合は、その分からない点にフォーカスして分からないことを明確にする。
「こっちにするべきかな?」「それともあっちかな?」
自分の中でどの答えを選択すべきか迷うことがあっても、必ず自分で答えを選ぶ。
思考時のフローは、これが基本です。
簡単な例を挙げるのであれば、、、
5人チームで、それぞれ個々に次のような課題を与えられました。
3種類の「うまい棒」があります。
経営上の問題から、1種類を残して2つを製造停止することになりました。
あなたなら何味を後世に残すべきと考えますか?

この時、ちゃんと理由も添えて意見を言えるように考えること。
別の記事でも書いてますが、自分の考えた内容について「なんで?」と自問自答して、深掘りしていくんです。
答えは・・・
- たこやき味
「たこやき」は、大阪含め全国的にみても若者に人気がある食べ物です。
他の2つと比較しても若者に対しての”親しみ、馴染みやすさ”が断トツです。
そうなると、この3つの中で最も食べられ、今後も長く愛される商品は、「たこやき味」でしょう。
こんな感じです。
この内容がが、「正しい」とか「間違ってる」とか、そんなのはどうでもいいんです。
何度もいいますが、ここで最も大切なのは、自分なりの理由を持って、自分で答えを選択することです。
この「思考」が習慣化されれば、脳みそも『あぁ、答えを出さなきゃいけないパターンね!』と覚えてくれます。
脳みそがそうやって覚えてくれると、思考し始めてからあなたなりの答えを導きだすまでの時間がめちゃくちゃ早くなります。
結果、タイトルにあるような「自分で考えることができない/何も思いつかない」といった事態も起きなくなります。
逆に最も悪いことは、「良く分からないから、もういいや。考えるのやーめよっと。」と、答えを導き出せいからといって途中放棄してしまうことなんです。
これは、本当に本当に最悪です。
もしも、毎回思考を放棄している場合は、いつまで経っても一生、永遠に思考力が身につくことはないです。
僕の周りの部下たちも、疑問点にぶつかると、、、
ってね。
思った以上にモノゴトについて思考することができない人が増えているんです。
今こうした「思考」ができないことに落ち込むことはないですよ。
だって今までやってこなかったんだから、できなくて当たり前。やったことが無いのに出来るわけないんですから。
稀にやったことなくても、出来ちゃう人います。いますが、それは才能とかじゃなくて今まで培ってきた経験が活きているだけです。
そういった背景がない人はできなくて当然。だから、落ち込む事態おかしな話なんです。
いいですか?落ち込んじゃダメですよ。
寧ろ意欲的になってこれから取り組んでいってください。
そしたら必ずできるようになります。必ずね。
考えなくても生きていける社会!
今の時代って、とっても便利になりましたよね。
どういうことかというと、正直いって何も考えなくても生きていこうと思えば生きていける社会だからです。
言うなれば、生活費さえあれば働かずとも思考せずとも生きていけるんです。
考えなくても人に教えてくれる人工物があるのですから。
もう少し具体的にいうのであれば、例えば東京から北海道へ行くにしても、どうやって行けばいいのかは駅構内の券売機で調べれば分かります。
どの電車にどこで乗車して、どこの駅で乗り換えすればいいのかも、スマートフォンを使えば全てわかります。それも簡単に調べることができちゃいます。
欲しいものがあって、どこで売っているのか分からなくても、Amazonや楽天などのネット通販があれば必要なものをわざわざ買いに行かなくても手に入ります。
このようにスマホ1つあれば何でもできてしまう時代です。
そんな時代でいったい何をわざわざ考えて生きていかねばならないのです?
考える必要なんて、殆どないんです。ぜんぶスマートフォンが教えてくれますから。
だから、人は頭を使わなくなるんです。思考をしなくなるんです。
それほど便利な時代に我々は生きているってことですね。
お金がある人!そういった人はそれでいいでしょう。頭使わなくても生きていけるのですから。
でも、そうじゃない人。お金を毎日働いて稼がなければならない人。
そういう人は、頭を使わないわけにはいきません。
だって利用してばかりじゃお金は稼げないですからね。
人がより便利に暮らせるように、さまざまなモノを開発する側の立場になってお金を稼がなければなりません。
そのためには何が必要になってくるのか?
それはもう言いましたよね?
そうです。「思考する力」が必要なんです。
ですから、考えることをやめないでください。これは何歳から始めても遅いなんてことはありません。
周りの人の中には、『いや、今さらやったところでもう遅いから。』なんて言うひともいるかもしれません。
「で?」「だから何?」
そんな人には好き放題言わせておきましょ。
今の時代、90歳になってからプログラミングを勉強して今ではバリバリにコードを入力してるおばあちゃんもいるくらいですよ。
何歳からはじめたところで遅いなんてことはないんです。
頑張ってください。何かちょっとでも気になることがあれば、いつでもお問い合わせください。